やっと豆餅丸の口蓋裂の手術が済んで2週間、これで当分大丈夫だと確信した矢先・・・
今まであまり相手にしてやれなかった新右衛門と御餅、イッパイイッパイ遊んでやるぞ~ッ!!
・・・とそう思った次の日でした。
さらなる試練と悲しみが俺を襲いました。
俺の相棒が・・・
新右衛門が・・・
後ろ足が麻痺し、立てない・・・?
病院へ行く車中、シートにオシッコとウンチをした新右衛門。
ウンチより何より、「これは一体何なんだ?!」 と不安でイッパイになる。
病院の診察では、ヘルニアか脊髄梗塞か・・・で、たぶんヘルニアだろうとの事。
すでに足先の痛みを感じていない・・・
そして排尿障害・・・
ヘルニアだとしたら、かなり重症で深刻な状況だ。(グレード4~5)
とりあえずステロイド投与で様子を見る為、入院させることになった。
家に帰ると、新右衛門のいない部屋・・・それは初めてのこと。
よく考えたら、俺はず~っと新右衛門と一緒にいたんだ。 アイツが居ないとさびしぃ・・・
(出産後もダンボール巣箱で暮らす御餅さん)
次の日、新右衛門の症状は改善せず・・・
先生から、「外科手術をするか、内科治療をするか、決めてください」 と決断を迫られる。
どちらもメリットデメリットがあったが、成功をすると回復が早いという外科手術を俺は選んだ。
手術するなら専門医を紹介すると言われ、別の病院へ連絡を取ってもらった。
ヘルニアの手術は、一刻を争う。
とにかく早く手術をしなければならないが、日曜とあって手術はできないらしい。
そしてさらに次の日の朝、急いで脊髄科の専門医がいる隣町の病院へ連れて行った。
足を触診した先生は、「ヘルニアにしては病巣が後ろすぎるな・・・」と首をかしげた。
この病院には岡山初の
MRI があった。
まだ試用運転中だけど、これを使って詳しく調べてみることになりますた。
MRIの結果は、その日の夜に出ました。 それまで俺にとってどんなに長く不安な時間だったか・・・
結果は、
脊髄梗塞 。
治療はステロイド投与の内科治療しかない。
新右衛門、1週間の入院決定です。
病院では、ステロイド投与・レーザー治療・リハビリ を行ってもらいました。
俺様、仕事を定時で終え、新右衛門の顔を見るために毎日毎日隣町の病院に通いました。
この時、俺の気持ちが救われたのが、新右衛門が病院の人気者で、スタッフの方に本当に
良くしてもらっていた事だ。
見舞いに行くと、足は動かないけど本当に楽しそうにしている新右衛門だった。
人懐っこく、食欲旺盛・・・ 何に関してもあまり嫌がらない性格。
1週間後の退院時に、獣医から 「こんなに入院を快適に過ごした子はいない・・・」 といわれる程。
少し足に痛みが戻ってきたらしく、その後は家で日3回のリハビリをすることになりました。
「時間はかかるけど、頑張りましょう! 希望は持って下さい、大丈夫ですから」
獣医の言葉に励まされ、今も通院しながら頑張っています。
本当に少しずつだけど、改善しています!
今思えば・・・
豆餅丸を育てたあの強い決意があったから、今も介護を頑張っていられるんだと思いまする。
なぜだか豆餅丸に感謝(^_^;)
そしてやっぱり、あの時交配させておいてよかったと実感するのであります。
(もしかしたらもう望めないかもしれないからな)
新右衛門、治るまでは、俺がお前の足になってやる!!
頑張るぞッ!!

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